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子供のタイプ別、適正な習い事の見極め方


学校以外の場で一つの分野を極めるための修練を重ねることができる習い事は、場合によっては我が子の人生を左右する可能性を秘めているだけに、どの習い事をさせるかということは親にとっても重要な選択になります。

 

子供の「好き」の把握することが大切

どれほど人気が高い習い事のジャンルで、評判の良い教室やスポーツのスクールに通わせたとしても子供の適性に全く合っておらず、本人も嫌々通っているようでは人生にメリットをもたらすどころか、デメリットのほうが目立つことにもなりかねません。

とは言え、我が子を一番良く知っていると思っている親であっても、子供の興味関心の対象や身体的能力による向き不向きを的確に見極めて、我が子にとって最も適正な習い事を選択するのは至難の業です。特に、英語は将来学業や仕事のためにも役立つからとか、人気があるスポーツだからやらせたいという親の思惑が絡んでいると、子供が秘めている能力を純粋に高めて行くための習い事を選ぶことが、より一層難しくなります。

人は自分が真に好きで夢中になれるものでなければ無心で向き合うことが難しいだけに、様々な事象に興味関心が向きやすい子供の場合、本人が好きになれない習い事は、遅かれ早かれ続かなくなることは目に見えています。我が子が自分で好きな物事を主張できないほど幼い場合、ある程度親が見定めておく必要があり、日ごろからよく観察しておく必要があります。

様々な分野の職業などを紹介した絵本などをみせて、我が子が興味を惹いたものをチェックしておいたり、外遊びが好きか、楽器遊びやお絵かきなど室内の遊びに夢中になるかなど「好き」を把握してから選んで行くことが大切です。

 

適正な習い事でなければ子供の負担に

習い事をはじめるきっかけは様々ですが、子供の場合「友達がやっているから自分もやりたい」と言い始めるケースが少なくありません。これが意外な落とし穴で、キッズ向けの英語教室などどちらかと言えば語学そのものを極めるというよりコミュニケーションを楽しむのが主流の習い事や、水泳のような体力づくりに重きを置くスポーツの場合は良いのですが、友達との上達の度合いが比べられてしまうような分野の習い事では、どうしても友達と比較するようになってしまいます。

習っている対象が真に好きなもので、他者との比較よりも純粋に自分が上達できることに喜びが感じられる分野であれば良いのですが、そのことよりも友達と比べること自体が気になってしまうようであれば、自分のほうが劣っていると感じた場合、容易にやめると言い出すことも考えられます。性格の問題もあるため一概には言えませんが、他者と比べることでモチベーションをアップさせるタイプの習い事の場合、本人が相当にその分野を好きでなければ劣等感のほうを育ててしまう恐れもあり、注意が必要です。

親が習わせたいと願って始めさせる場合も同様で、親の期待ほど伸びない自分に落ち込んでしまうという心配も出てきます。子供は親が思う以上に親に気遣いをしている面があり、親の意向をそれとなく感じて、親が望む習い事をさも自分も好きかのように振る舞って、親を喜ばせようという意識が働くとも言われます。親は我が子の気持ちが嬉しいかもしれませんが、長い目で見た場合我が子に無用のストレスを与えてしまうことになるため、自分の希望に共感させようとしていないかどうか、自分の心に冷静に向き合っておく必要もあります。

 

我が子のタイプを適正に見極める難しさ

我が子のために適正な習い事を選んで行くにあたって、まず重要になってくるのが「タイプ」の見極めですが、子育てに役立つとされるタイプの分類方法やカテゴリ分けなどネット上でも林立状態なため、かえって戸惑ってしまう親も少なくありません。習い事の場合、大まかに分けて文化系か体育会系か、はたまた芸術系かといった適性を見極めることになりますが、人によってはある程度の年齢になっても、自分がどの分野に向いているのかはっきりと自覚できないこともあります。

ただ、幼少時から我が子がどうしても好きでやっていることというのは親も見つけやすく、それを注意深く観察して子供の好きなことを上手く伸ばせることができる習い事があれば、それを勧めてみるという方法もあります。

親としては自分が好きなことに我が子も関心を持ってくれれば嬉しいものがありますが、夢中になってお絵かきをしているタイプの子に、親が音楽好きだからとピアノ教室を勧めるのは、かえって我が子の可能性を狭めてしまうことにもなりかねません。文字を書くことが好きで漢字に興味を示しているのに、グローバル人材になって欲しいからと英語教室に通わせるのも本人にとって本当にためになるかどうか、冷静に考えておくことも大切です。

親にとっては、大切な我が子の将来が誰よりも輝かしいものであってほしいと願うのは当たり前ですが、その思いが強過ぎて肝心の我が子の気持ちが置き去りになってしまうこともあります。どの分野の習い事も、豊かな感性を育んで新たな世界への扉となるだけに、親としては多少の不満があっても、子供の「好き」を優先して習い事を選ぶ方が長い目で見た場合メリットが多くなると考えられます。